分割は生漉き(なまずき)とも言います。
つまりなめす前の生皮(なまかわ)の状態で、ある程度の厚みに漉きをかける事です。
この機械で作業するのですが、生皮の濡れた状態で漉きをかけるので、滑ってしまうし、重いし、ペンチで反対側から引っ張りだすので非常に難しく、重い作業です。
「分割(生漉き)」の跡に「あかだし」と言う作業がありますが、特殊な革の場合にします。
特殊な革と言ってもレザークラフトには欠かせない牛タンロー、牛純白、などを作る時です。
タンロー(タンニン鞣し革のロウケツ染め用の意)は染色もしておらず、下地の状態で販売します。
つまり、素肌のまま、お化粧無し!!ファンデーションも使わず、まさにスッピン状態!!なのでシミ、傷、毛根などが全て見えてしまいます。このような革を作るときには「あか出し」をします。
その後、「再石灰づけ」をします。
「脱毛石灰」は毛を取り除く作業が目的で、「再石灰づけ」は繊維をほぐす目的で行います。
あまり長時間「再石灰」すると繊維がほぐれ過ぎて、「吟浮き」などになりスカスカな感じになってしまいます。
そういえば、今日はコンディションの良い「牛タンロー」が入荷したのでtwittしました。
これからも、入荷情報をtwittしますのでチェックしてください。
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