12/30/2010

手縫いに挑戦!

 毎日、色々な革を検品したり加工しておりますので、革の鞣しや特徴等は理解しておりますが、お恥かしいことに「革で製品を作る事。」に関してはあまり知識が無い私。
 そこで、「こんな私でも分かりやすい書籍は?」と思い、WEBで販売している本があります。「手縫いで作る 男の革小物」です。

先日、この本を手本に自分のハンティングBAGの修理をしてみました。
このBAGは先代から受け継いで使用してもう10年、とうとう写真のように糸が切れてしまいました。

 かなり気に入って使っていたので、「自分で修理するか・・。」と思って手縫いにチャレンジしてみました。
用意したのは、10CUBE LEATHERMART で販売しているこの本と、縫い針、糸、目打ち、蜜蝋。



 まず始めに、修理する部分の糸をはずしたら、なんと革がカサカサ。
まあ35年は経ってるBAGだからしょうがないか。
でも、修理した後に革が切れてはどうしようもないので、LEATHER OIL WAXで革のメンテナンス。

この脂はタンナー(鞣し業者)が実際に使っている油脂を使いやすくした物(2011年1月から販売予定)。
天然成分がほとんどなので、時間が経ってもしっとりしています。塗り始めは少しべたつきますが、1日置くとなじみます。

ここから革の手縫い。
本を読む前は、ワイシャツのボタン付けみたいに針に糸を通して縫えばいいんだろ?ぐらいにしか思っていなかったのですが、手縫いの針は普通のお裁縫とは違うやり方なんですね。糸の通し方も勉強になりました。


また、修理なので「最初から作るより簡単だろう。」と思っていましたが、元々の縫い目を探って縫い直すコツが分からず、針を2本も折ってしまいました。無理に針を通そうと思うと、糸を通す穴がボキッと折れてしまいます。そこで、細い目打ちを先に穴に通してから針を入れれば非常にやり易い事に気が付いた頃にはもう半分過ぎた頃。

たった、2CMぐらいの修理でも1時間30分もかかりましたが、父親から譲り受けた大事なBAGを自分で修理したので、ますます「大切に使おう。」という気になりました。




下手でも、大満足。
寒い冬は、家の中で昔の事を思い出しながら、ゆっくりと修理するのも楽しいものです。
 

12/27/2010

とうきょうスカイツリー駅

やっぱりな。って感じですが、とうとう駅名が変わってしまいましたねー。
東武伊勢崎線の「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」になったそうです。

このブログを立ち上げて間もないころ2009年4月に、予言していたとおりになりました。
詳しくは↓
http://10cube-leathermart.blogspot.com/2009/04/sumida-park-3_03.html

私が中学生の時(約25年前)、隅田川に「桜橋」という新しい橋が出来ることとなりました。
その年の文化祭のテーマが「隅田川の橋」で色々な橋の事を調べたことがあります。
遠い記憶ではありますが、業平橋の「業平」はもともと在原業平からの由来・・・・だったはず。
そんな歴史がある名前なのに、変更してしまう。

私の育った、歌舞伎の町「猿若町」は浅草6丁目、10CUBE LEATHERMARTのある「聖天町」も浅草7丁目になってしまってます。

名前ってそんな簡単に変えていいのか?と思いませんか。

ちなみに、この10CUBE LEATHERMART事業部のある会社の名前は㈱中村千之助商店といいます。
若いころは「ダサい名前。」と思っていましたが、「なかなかいい名前じゃない。」なんて最近思います。

つまり、私もそんな事にこだわる年齢になったという事ですかね・・・。
 

12/25/2010

東京スカイツリーのクリスマス

昨日仕事帰りにパンとケーキを買って帰ろうとしたら、スカイツリーがいつもと違う感じ。
家に帰ったら、「さっきニュースでやってたよー。」と家族みんなが知っていた。ちょっとがっかり。
でも、下から撮るのと、家から撮るのとは違うよなー。と思って撮影しました。


言問橋交差点からのスカイツリー



やっぱり廻りが暗い方が綺麗にみえるような気がします。

次回は大晦日にでも、チェックしてみますか。
乞うご期待。
 

12/18/2010

ソソホラ  さんの展示会

今日は鎌倉、小町通りへソソホラさんの展示会へ行ってきました。
「ソソホラ」とはインディアンの言葉で「ビーズ」を意味するそうで、全て手作業で作られた可愛い作品でした。こんなに細かい作業で、肩こりませんか?とお聞きしても「ビーズに触れない日はないんですよ。」と・・。
 まあ、「いつも大変、大変。」なんて思っていたら出来ないぐらい渾身の作品ばかりです。
展示会中は販売もしており、もし、使用中にビーズが取れても直してくれるそうです。
12月20日まで行なっていますので、是非足を運んで見てはいかがでしょうか。
こんなビーズワークはソソホラさんでしか、見たことないのでお勧めです。




ただ、凄い、凄いと関心させられます。
いろいろなインディアンビーズがありますが、可愛い!!



この鹿模様のビーズにも心動きました。

ソソホラ
Ksoo-KSOO-hoo-lah
 

12/15/2010

鹿 革 販売 のお知らせ

 前回のブログのとおり最近体調を崩しておりました。
が、スタッフは新しい企画を着々と進めてくれておりました。
その企画の中からまず1つお知らせです。

来月から鹿革の取り扱いを始めます!!
通常の鹿革の中から厚み、品質ともに厳選した物だけを集めました。
仕上げ方も「素上げ」(スッピンみたいな状態)で、天然素材である革の質感が一番感じられます。色は全9色です。





ボリューム感が上手く伝わればいいのですが・・・。

サンプル帳も作り始めたので、近々に販売開始します。
ご興味にある方は来週あたりにサンプル帳販売のページをチェックして見てください。

皆さんくれぐれも風邪にはご用心を・・・。
インフルエンザではなくても、今年の風邪は結構しつこいですぞ。
 

12/14/2010

日本って国は・・・。

 私事ですが、ここ2週間は最悪な体調です。
先々週水曜日は早朝から、お腹が痛いので医者に行ったらノロウイルス。
このノロが完治するには4日かかった。
先週の金曜日からは喉の痛みと咳でまた医者へ・・。
インフルエンザでもないのですが、まだ完治せず困ったものです。

我が家には小さい子供がいるので、なるべくTVは見ないようにしている。
でも、こんな体調だと寝てるか、本を読むか、TVしかない。
そこでちょこちょこTVを見ていたら、まぁなんとも平和ボケでお馬鹿な日本の姿が・・・。

お隣、大韓民国では一触即発!!状態で死者まで出ているのに、NHKは冒頭から海老ニュースか!?
中国、韓国とアメリカの間で、安全に関して他力本願で済ませているわが国日本。
それにしても平和ボケ過ぎないか?
冷戦終結後も世界中でレアメタルや石油の事で資源の争奪戦をしているというのに全く規制をしていないのだ。最近は中国の資本に、大切な水資源である日本の森がどんどん買われているそうだ。

尖閣諸島や北方領土問題でも目が覚めない日本。
そんな中、対馬はまるで大韓民国国民の観光地の様子。対馬島内には韓国資本のお土産屋さんや宿泊施設が増えて、まるで外国状態。

そういえば、村上龍は電子書籍に会社を設立したそうで、出版社と対決ムード。出版大手が自分の利益優先で協議会を沢山作るだけ。ちゃんと著者との取り決めをしないからしょうがない。
お客様(読者)の事を一番に考えたら、お互い争っている場合じゃないでしょ。そんな事している間に、著作権ごと他国に買われちゃうんじゃないの?世界の様子を見ていたら、もっと話し合って皆で自国の文化を守らないと。

こんな状態でいいのか日本。

私なりに親として出来る事、子供達、後輩達に伝えなければならない事があるはず。
そう思ったら、何かしなくては・・。
風邪なんてひいてる場合じゃない、早く治さねば・・。




スカイツリー(現在の所有者:日本の会社)と朝焼け、これもいつまで日本の物でいられるのか不安になってきた・・・。
 

12/09/2010

ツリー&ツリー


先日我が家ではクリスマスツリー、サンタ、タペストリー、リースを出してクリスマスを迎える準備をしました。

来週あたりに子供達はクリスマスクッキーを焼き、ツリーに付けて、小さい靴下に欲しいプレゼントを書いて下げます。

さてさて、今年は何をお願いするのでしょうか?

きっとサンタさんは気になりますね。
 

12/07/2010

革の作り方



先日面白そうな本を見つけたので御紹介。
その名も「TAN YOUR HIDE!!」

翻訳ソフトを使うと「貴方のヒデを日に焼け....」?。
「あなたの皮をなめす!!」これじゃまるで“羊たちの沈黙”。
「皮をなめそう!!」ですかね。

内容はというと

------------------------------WARNING-----------------------------------
病気、結核、破傷風、狂犬病、たんそ病(動物の伝染病)などで死んだ動物もいるので、素手ではなく必ず手袋をして作業する事!!!
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から始ります。

凄いリアル!!!
まるで、猟にいって鹿でも捕まえて解体する感じです。

以前ノルウェーに行った時、タンナーの社長さんが
「先週、裏の山でヘラジカを撃って皆で分けたんだよー。」なんて言っていました。

東京にいると信じられませんが、ノルウェーでは「本当に必要な分だけ自然の恵みを受けて、自然と共存する。」考えなのです。

無駄に採取しない、自然に感謝する精神。

素敵です。