Begin8月号掲載 長谷革屋コードバンオイルワックス

こんにちは！
最近様々な雑誌を見ると、メンテナンス特集があったり
メンテナンスだけの雑誌があったりと
消耗品が多く存在する中に、物を大切にして行く文化が
少しづつですが、浸透してきている様に感じます。
革を扱っている以上、物を大切にする文化には賛同です！
今日ご紹介したい商品は、2年程前から販売を開始して依頼
売上が伸びつつある、長谷革屋のコードバンオイルワックスをご紹介します。




2013年6月15日発売の世界文化社から発売された
「Begin 8月号」にオールデンのメンテナンス道具として紹介されています。




コードバン専用のオイルワックスで靴や財布など
艶が命なアイテムに最適なオイルワックスです！




元になっている物は、50年もの間注ぎ足ししている、コードバン染色会社の秘伝油です。染色会社で、コードバンに加脂する際に使用している油を使っているので、コードバンの表面に適した油です。
油(液状)で長期保存すると分離を起こし、保存が難しい点があります。また、適した使用量でないとベタつきや染みを起こしてしまうことがあるため、それらを解決するためにワックス状に開発されました。

秘伝配合の植物性天然蝋を加え、蝋が固形化してワックス状になっています。溶剤や添加物を使わずに、革の薬となる成分だけで構成されています。その証として、画像の様なワックスのヒビ割れや蝋溜まりがその証です。

開発にあたって、秘伝油と秘伝蝋の配合が難しかったと言っていました。
秘伝油が多いと、加脂能力が強く油染みの危険性が高まり、秘伝蝋が多いと革表面に蝋が多く残り、栄養が染み込み辛くなる。表面に蝋が薄く残り、磨き上げる事によりツヤが出て、奥まで栄養が入る配合を探し出すのに長い期間を要しました。

また、秘伝油と秘伝蝋を混ぜ合わせるためには、一定の温度下にて配合しなければならず、厳しい温度管理のもとで熟練職人が手作業で容器に詰めています。日産で30個しか生産ができない、大変手間と時間のかかった商品です。



開発者の長谷川さんは、お父様から受け継いだ革ジャンが30年以上も前の物で、このオイルを塗って愛用しているのだそうです。そこでぜひ、皆様の今愛用している革製品も秘伝の油を塗ってもらい、30年後にどなたに引き継ぐお手伝いをさせていただきたいとおっしゃってました。



コードバン用以外にレザー用もあるので
今夜お気に入りのバッグに塗り込みたいと思います(^^)


長谷革屋　コードバンオイルワックス
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