今後の打ち合わせと工場見学に行ってきました!
弊社で定番商品として扱っている
サドルレザーとオイルレザーが栃木レザーの商品となっています。
栃木県の栃木駅にありのどかな場所にあります。
栃木レザーは昭和12年の創業で、創業当初は、軍需産業として
ウサギの毛皮を製造していたようです。
その後第二次世界大戦をはさみ、様々な製造を経て
昭和30年代に、現在のヌメ革製造へ移行したようです。
ヌメ革のイメージが強かったので、ウサギの毛皮製造から初まったのは
意外な事実でしたね!!!
施設は主に鞣しと染色に別れており
始めに鞣し工場に向かうことにします!
まず出迎えてくれたのは
塩漬けにされた毛付きの原皮です!
これを見る限り、あのヌメ革になるとは!!!
工場内にはたくさんの大きなタイコがありました
それぞれタイコには役割があり
・塩や汚れを取るためのタイコ
・鞣しのためのタイコ
・染色するためのタイコ
・脂を加えるためのタイコ
など様々なところに大きなタイコがありました。
大体一つのタイコで30枚分くらい加工をすることができます。
栃木レザーの最も特徴的な場所です
心臓部と言っても過言ではない!
160ものピット槽でそれぞれ濃度の違うタンニンが入っています。
薄いタンニン槽から濃いタンニン槽へ時間と手間をかけて
鞣しを行っていきます。
この鞣し工程だけで約一ヶ月を要します。
タンニン=渋であるので渋い匂いがします。
職人いわくニガイみたいです。
何だかワインに似た感じがしますねw
それぞれ職人の手と勘を頼りに様々な工程を行い
乾燥を行います。
写真の状態は干しているところです。
ここから塗装やアイロンなど仕上げをして
商品として作り上げて行きます。
ざっと話してしまいましたが、
自分が営業で卸している商品がどのような環境で
作られているのか見れたことが良かったです!
職人さん達の技や伝統が詰まったレザーを
もっと色々な人に手にとってもらい
生活の一部としてレザーを持ってもらいたいと思いました。