そこで、「こんな私でも分かりやすい書籍は?」と思い、WEBで販売している本があります。「手縫いで作る 男の革小物」です。
先日、この本を手本に自分のハンティングBAGの修理をしてみました。
このBAGは先代から受け継いで使用してもう10年、とうとう写真のように糸が切れてしまいました。

かなり気に入って使っていたので、「自分で修理するか・・。」と思って手縫いにチャレンジしてみました。
用意したのは、10CUBE LEATHERMART で販売しているこの本と、縫い針、糸、目打ち、蜜蝋。

まず始めに、修理する部分の糸をはずしたら、なんと革がカサカサ。
まあ35年は経ってるBAGだからしょうがないか。
でも、修理した後に革が切れてはどうしようもないので、LEATHER OIL WAXで革のメンテナンス。

この脂はタンナー(鞣し業者)が実際に使っている油脂を使いやすくした物(2011年1月から販売予定)。
天然成分がほとんどなので、時間が経ってもしっとりしています。塗り始めは少しべたつきますが、1日置くとなじみます。
ここから革の手縫い。
本を読む前は、ワイシャツのボタン付けみたいに針に糸を通して縫えばいいんだろ?ぐらいにしか思っていなかったのですが、手縫いの針は普通のお裁縫とは違うやり方なんですね。糸の通し方も勉強になりました。

また、修理なので「最初から作るより簡単だろう。」と思っていましたが、元々の縫い目を探って縫い直すコツが分からず、針を2本も折ってしまいました。無理に針を通そうと思うと、糸を通す穴がボキッと折れてしまいます。そこで、細い目打ちを先に穴に通してから針を入れれば非常にやり易い事に気が付いた頃にはもう半分過ぎた頃。

たった、2CMぐらいの修理でも1時間30分もかかりましたが、父親から譲り受けた大事なBAGを自分で修理したので、ますます「大切に使おう。」という気になりました。


下手でも、大満足。
寒い冬は、家の中で昔の事を思い出しながら、ゆっくりと修理するのも楽しいものです。
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